天然メイドの奉仕揚げ修羅場風味(おまけ)
☆おまけ☆
次の即売会――
「千堂さん、おはようございます……え、えと、これ、今回の私の新刊で……」
「ああ、ありがとうな。はい、お返し……て、彩ちゃん、それ……」
「え? あ、ああ……これは、さっきまで本読んでて、はずすの忘れてました……」
「そ、そうなんだ。意外だけど、よく似合うね」
「え? そ、そうですか?」
「うん、すごく。可愛いし、理知的にも見える。な、すばる」
「はいですの。なんだか、優しい国語の先生みたいですの」
「リアルにいるのか? 国語の」
「はい。雰囲気がよく似てますの」
「え、えと……あ、ありがとう……ございます」
「彩ちゃんって、普段からかけてるの?」
「絵を描くとき以外に……学校の授業中とか、文庫本読む時とかは、よくかけてます」
「そうなんだ。あ、ごめん。大した用件でもなかったのに引き止めちゃったな」
「いえ……いいです。それでは……」
「ああ、頑張れよ、彩ちゃん」
「はい……」
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「次のネタは決まりでスね(ニヤリ)」
―― 続かない ――