すばるとの合同サークル参加を始めてから、既に1年と2ヶ月が過ぎていた。
 現在俺達は、一般参加としては先の春こみ以来、サークル参加としては半年振りの夏こみ
に出す新刊のため、すばると共に原稿執筆の真っ最中であったりする。
 今や俺たちはコミックZに連載を持つプロ作家……という肩書きを持つに至ったため、
本来はこみパに参加などできないのだが(スケジュール的に)、何とかならないかと編集
長にかけあってみたところ、

    『参加したかったら死ヌ気で2か月分の原稿上げなさい』

 と、般若が己を特徴付けるその憎悪の表情と念を、無理矢理押し殺した……ような物凄
まじい眼で射すくめられた。
 そうなると、Noとは当然言えなくなるわけで……。
 そんなこんなでつい先日まで、気分転換に15分/日ほど散歩に出る以外は殆ど家に
カンヅメ状態で、連載2回分の作業を二人してやっていたというわけだ。
 因みに言うと、今日にも編集長がその原稿を取りにくる予定である。


「この調子でいけば夏こみ原稿は間に合いそうですね☆ 和樹さん」
 髪の毛:ポニーテール、服(上):キャミソール と、昨年の彼女の姿からは想像も出
来ないシンプルな服装。しかし、その分“女性”としての魅力は上がった……と思うのは、
俺の贔屓だろうか。それとも惚気?
 ――まあ、実際に…ごにょごにょ……しちまった訳だし。
 その分、やっぱ女らしく……げふんげふん。いやいや、って俺は一体何をモノログって
いるのだ!? 煩悩退散煩悩退散!

「和樹さん? どうしましたの?」
「どわあああああああ?」「ぱぎゅうううううううっ!?」
 いきなり、テーブル越しにこちらの顔を覗き込んでいたすばるのどアップに、不覚にも
思い切り悲鳴を上げてしまった。律儀にもすばるまで叫んでるし。

「びっくりですの〜。和樹さん、どうかしましたの?」
「いやいや何でもないぞ、すばる。ちょびっと考え事をしてただけだ」
 と、努めて冷静を装い、すばるに悟られないように――
「もしかして、あたしの事を考えていたんですの?」
 などと、にっこりと邪気のない顔で言う。
「いいっ!?」
 速攻でバレた――というより彼女の勘の勝利か。何の勝負か知らんが。
「な、何でそう思ったんだ?」
「いえ……そうだったら、嬉しいと思いましたの☆」
 と、今度は頬を微妙に朱に染めながら可愛いことを言う。
「す、すばる……」
「和樹さん……」



(ハッ!!)



 と、ここまできて俺の背筋に悪寒……いや、ある意味虫の報せにも似た、根拠のない
予感が頭をよぎり、すばるの肩へと伸ばしていた手を止める。
 そう、こういう時には得てして、アイツとかアイツとか、はたまたアイツとか……

 全神経全感覚、第六感までフルに働かせ、アイツの気配を探る。

 窓の外、玄関、タンス、台所、風呂場、床下……どこにも見つからない。

 ヤツはいるはずだ。必ずどこかに! どこだ? どこにいる?

 どこに――





Written by Ranke














『うふふふふっ……流石でスね、同志カズキ君』
「げ!」
「誰ですの?」
 不意に響いた聞きなれぬ声に、二人揃って反応する。
『その反応はあんまりではないでスか、My brother?
 せっかく“あなた”の桜が、夏休みを利用して態々(わざわざ)会いに参りましたノに』
「ゴーカイに誤解を招くような事言うな!」
「駄洒落ですの?」
「違う!」
「ところで“あなたの”ってどういう意味ですの?」
「聞き流してたんじゃないの?」

『くすくすくす……そちらの方が“今の”良い人なのでスか』

「だから――」
「いつまでも姿を隠していないで、現れるですの! 声だけしか響かせないキャラは悪役
と、ヒーローもののお約束で決まっていますの!」

『そうでスね……。では、ご要望にお応えしまショうか。カズキ君にとっても、実に2年
ぶりになりまスし、ネ』






『八重に十重にと綴らるる――
  ソメイヨシノの儚さよ――
   君の手に入る薄紅を
    我が一片(ひとひら)の言の葉にして――』



 静かに紡がれた詩が終わった瞬間、どこからともなく吹いた風に煽られ、小さく白い何
かが舞う。

『桜吹雪?』

 文字通りの季節外れな桜の花びらが、どういう原理なのか部屋の中でつむじを巻く風に
巻き込まれていく。

 そして、数瞬の後に風と桜吹雪が収まり、その中心から小柄な人影が姿を現した。

九品仏 桜(くほんぶつ さくら)、ここに見参」
 大正浪漫溢れる袴姿の眼鏡っ娘は、恭しくお辞儀をしながら名乗った。
 その少女――九品仏 桜――は、すばると同じくらいの長さの髪をポニーテールに結わ
え、桜の花びらを模した少し大きめのリボンで飾っている。そしてその服装はいわゆる、
地域限定のとある茶店のウェイトレスの服装……に似た和風の出で立ち。
 あからさまに、この場どころか世の中を中心に考えても思い切り場違いな恰好である。



「九品仏……! 大志さんと同じ苗字?」
 桜の口から何気なく発せられた衝撃の事実に、すばるも驚きを禁じ得ない……まあ当然
だろう。

 桜は兄譲りの、眼鏡のブリッジを押し上げる仕種ですばるの呟きに応える。
「同じで当然でス。敬愛なる我が肉親、九品仏大志は、私の実の兄でスから」

 そう。桜は、“あの”大志の実妹である。
 幸か不幸か、ヤツの言う通り物心付いた頃からの悪友である大志。当然、家に遊びに行
った事も数知れず。そんな中、大志に妹が出来た事を知るのは難しいことではなかった。
 桜が物心ついてからは、大志とだけでなく桜ともよく遊ぶようになった。ここで、『和
樹お兄ちゃん』と呼ばれるようになれば微笑ましい思い出にもなったろうが、そこはそれ、
大志の妹である。後は言うまでもないだろう。いつの間にやら、年下から君付けだし。


「それより、我が兄の同志・カズキ君に、虫がツいたと聞き及んでいまシたが……噂は本当
のようでスね」
 桜が、(わざ)と挑発的にすばるを煽る。
「だ、誰が虫ですの! 大体、年下の人にそんなこと言われたくないですの!」
 大志=一つ年上、その妹=同い年か年下、という思考経路だな。
「年下? 私が……でスか?」
 わざとらしく目を丸くして驚く桜。

「他に誰がいますの!」

「これは申し訳ないでス。私と同い年か、下だと思っておりまシた。有体に言えば中学2
年生ぐらい。平均的な」
 言わなくていいことまで言う。こういっては何だが、人の事を言えるだけに桜は確かに
身長はあるしスタイルもいい。少なくとも表面的なスペックは全てすばるの上をいってい
るだろう。まあ、それ以前にも問題はあるのだが……

「〜〜〜〜ッ!」
 桜の挑発に絶句するすばる。

「ちょ、ちょっと背が低くて胸が小さいからと言って、そこまで低く見られるいわれは
ありませんの!」
 やや自爆気味のすばる。というより既に周りが見えてなさげ。

「そこに童顔が加わればそれで理由充分な気がしまスが」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!」
 絶句Part2。さっきは拳までだったのが、今度は肩をいからせ、震わせている。

 しかし、背が低くて胸が小さい……か。ここにあいつがいたらどんな反応示すか……。

「誰がチビで貧乳やねん!」
 すぱーーーーーーんっ!!
「うげはっ!!」
 唐突に現れた声とハリセンアタックに一瞬世界が揺らぐ。

「って由宇! いきなり何してくれんですかお前は!」
「なんや失礼な波動を感じてな。辿ってみたらここにあたったちゅう訳や」
「波動って」
「それよりこっちの時代錯誤なハカマっ娘誰や?」
 突っ込み終わる前にさらりと流された。

「大志さんの妹さんですの!」
「なんや、あのアンちゃんの妹かいな。顔立ちといい、眼鏡以外殆ど共通点無いやん、って
スの字、あんた何怒っとるん?」

「あら、こんな所に“更に可愛らしい”方がおられたのでスね」
「可愛らしい? ほうか? 何や照れるなー……って、あんたどこ見てるねん」

 桜の視線は、由宇の体の一部分に向かっていた。

「………………(にっこり)」
「………………(ぷち)」

 ぶおおおおおおおおおおおおんっ!!!

 鼓膜に響く轟音の後、窓枠がガタガタと震えだす。
 一瞬、何が起きたのか理解できなかったが、どうやら由宇の一閃したハリセンが生み出し
た音と現象だったらしい。

「スの字が何で怒ってたんかよーやっと解ったわ! いくらあのアンちゃんの妹いうたかて、
無事で帰れる思ったら大間違いやで!?」

「まあ怖い怖い。
 でも、手加減するつもりが無いのでシたら、今の一撃、当てて御覧なさいまセ」
「くはーーーっ! いちいち癇に障る奴や(やっちゃ)
 上等やないか、この“六甲おろしの由宇”こと猪名川由宇相手にそこまでナメた口利き
よったのはあんたが初めてや! スの字とは違う意味で本気(マジ)で相手になったるさかい、
救急車は早めに呼んどいた方が賢い選択やで?」
 売り言葉に買い言葉。まさにそう表現するにふさわしい二人。いつもであれば売り言葉
は由宇の専売特許の筈だが、今回ばかりは立場が全くの逆である。


 …………………………


 公園――

 取りあえず、いつおっぱじめてもおかしくない雰囲気だったので、後に戻れない事を
確認してから俺たちは近所の公園へと赴いた。
 部屋で暴れられて、原稿その他が台無しにされたりしたくないし。





「まずはウチが行かせてもらうで?」

「いつでもどうぞ」
 余裕の表情を崩さない桜。如何に二人よりスタイルや体そのものが大きいからといって
も、それは僅かな差でしかないし、桜も女性であることに変わりは無い。筋肉は必要最低
限しかついていないし、寧ろ細腕であるといった方がしっくりくる標準的な女性の体つき
である。それに対する由宇は、体こそ小さいものの、同人や社会で小さい頃から数々の修
羅場を潜り抜けてきた鋼のボディ。すばるは言うまでもなく、大影流合気柔術の奥義を継
承している現役師範代。

 普通に考えれば、桜に勝ち目などない。そう、


		桜が普通の女の子だったとしたら……


「いくでええええええええええっ!」
 由宇の先制攻撃。由宇の一撃目の辞書に後の先はない。敵対した相手には、不意打ち
でもされない限りは先制攻撃である。

 しかし、桜は由宇の体重の乗った、力充分早さも充分の一撃をあっさりと避ける。
「甘いで!」
 返す(ハリセン)で桜を追撃する。が、袴姿をしているとは思えない程の、流れるような機敏な
動きで、その追撃も全て躱してしまう。その動きには一切の無駄がなく、舞を舞っている
ようにすら見える。
「くぅっ!!」
 予想外の動きにうめく由宇。しかし、そこは由宇。いつまでもコケにされてばかりでは
ない。
 無茶振りに見える振りの中に、確実に桜の動きを計算していた一振り――中段への薙ぎ
払い――が、桜の胴体を捉えた……


 ぴしいいいいいぃっ!!


 かと思われた一瞬、桜の直前で由宇のハリセンが止まった。

「なんやて?」
 由宇のハリセンは、桜の体に達する前に、桜の得物(扇子)によってその動きを封じられていた。
「せ、扇子?」
 そう、扇子だ。由宇の繰り出したハリセンアタックは、桜の扇子の突きにより、まるで
秘孔でも突かれたかのようにその動きと勢いを止めた。



「ついに出したか……」
「ついに?」
 今まで由宇の雰囲気に圧されていたすばるが反芻する。

「ああ、桜は某デタラメ格闘漫画に出てくるような体術・格闘術・武術を、どういう訳か
会得してしまっているんだ。だから、扇子であんなことができる。やろうと思えばキセル
でも同じ事ができただろう」
「その漫画って、ら」
「ああ、取りあえず桜、由宇を病院送りにはするなよな〜」
「和樹さん……」
 敢えてすばるを無視する俺。すばるはちょっぴり不満そうだ。

 その後も、由宇の繰り出すハリセンアタック、頭突き、蹴り、その全てを躱し、弾く。


「どぅおおおおおおおりゃあああああああ!!」
 そして、最後の一撃――

 そこからの光景は、高速カメラの再生を見ているかのようにやけに鮮明に見えた。

 襲いくる由宇のハリセン。桜は薄らと微笑を浮かべながら、扇子の背でハリセンを受け
る。ハリセンが扇子に加重する前に力を受け流しながら、ハリセンを巻き込むように扇子
が動き、そして――

「どえええええええええええええええええええええ!!!?」

 数瞬後、由宇の体は宙に高く舞っていた。

 桜は、扇子をまるでバトンでも扱うかのように手元でくるくる、とまわす。


 どしゃああっ!!


 そして由宇が落ちてくる。やはりというか、由宇は目を回して気絶していた。

「ううむ、すばる以外に由宇を沈黙させる事が出来る奴がいたとは……さすが桜」


「この程度でスか……。浪速の暴走機関車が聞いて呆れまスね……」
 息も切らさず、汗の一滴すら流さずに“あの”由宇を退けた桜は、さも残念そうに溜息
をついた。

「今度はあたしがお相手しますの!! 由宇さんのあだ討ちですの!!」
 いつの間にやら道着に着替えていたすばるは、桜に対して啖呵を切る。

「……大影流合気柔術……。明治の御世より、一子相伝にてその歴史を紡ぎて、表の歴史
から忘れ去られし、影の最強流派……」
 扇子で軽く扇ぎながら、誰にともなく呟く。

 パンッ

「一度、手合わせをしてみたく思っていまシた……」
 扇子を閉じ、不敵な笑みを浮かべる桜。

「望むところですの……!」
 ゆっくりとした動作で構えをとる、すばる。



 ひゅおおおおおおお……



 張り詰めた糸のような緊張感。見ているだけでじとりと汗ばむ指先。
周囲の空気の流れが、二人を中心に収束しているような錯覚――

 互いの静かな闘気が、二人以外の何者をも寄せ付けないオーラとなっていた。


「いつつ……えらい目に合うたわ」
 後頭部を抑えながら、由宇。
「由宇、気が付いたか」
「あれしきでどうかなってたまるかいな。それより、このバトル、長引くかも知れんな……」
 二人の気のぶつけ合いを凝視しながら、由宇が呟く。

「やっぱりか……」
 同意する、俺。


 由宇も先ほどの戦いで気づいたのだろう。桜のその戦い方に。
 すばるの大影流は、その基本たる合気術同様、相手の勢いや無駄な力をこちらの力に
換えて相手を制圧する。故に、その究極形たる流牙旋風投げがある。
 そして桜の技であるが、これもまた大影流と、どういう訳か似た色を持っている。
つい今しがたの由宇のやられ方を見れば一目瞭然だろう。

 互いに似たもの同士。まさに一千日戦争(ワンサウザンド・ウォーズ)の様相、などと古代漫画ネタを持ってきたり。

「…………………………」
「…………………………」


 などとモノローグで茶化してる間にも、二人の間の空気はどんどん張り詰めていく。
 そして、ちょうど昼を過ぎた夏の太陽は、いい感じに二人を照らしつける。


 ……てーか、どうしてここまで話がややこしくなったんだっけ?
 俺は今日起こったことをおおまかに回想する。


 えーと、確かいい雰囲気の時に桜が乱入してきて、すばるを幼児体型と言って茶化して
……、それから由宇が出てきて……。


 ちょっとうんざりしてみた。
 体型ネタでずっと引っ張る可能性があるな、桜のやつ。


 しかし、かように長引くかと思われる戦いは得てして、簡単な理由であっさり終わりを
告げるものである。


「あ…………」
 ばたっ。

 桜が倒れた。

「さ、桜ーー!!」
 九品仏桜、日射病でダウン。




 再び、俺の部屋へ――

「桜は本当はそんなに運動できる娘じゃないんだ。
 ならなんでこんなに強いんだ、と訊かれると困るけどな。大志の妹だから、て理由で
我慢してくれ」
「我慢て……てまぁ、納得してまうのが恐ろしいとこやな」

 部屋にあがるなり、部屋の主に無断で麦茶をあさり、団扇を持ち出す由宇。

「でも、強さを伴わない煽り文句はいけないと思いますの……」
 自分の体型について気にするすばるは、なおも我慢ならない様子。
「まま、すばる。その事なんだけど……」
「なんですの?」
「実はな、桜は……」
「ぐっだふたぬーん、まい同志!! 夏こみの原稿は仕上がったか? 今回はいかなる萌
えを……おお、顔を出さぬと思ったら我が妹、ここにおったのか」
 と、いきなり実兄乱入。

「毎回毎回面倒くさい場面で乱入してくんな!」
「つれないではないか、まいぶらざー。じゅにあはいすくーるから帰ってくるはずの我が
妹がいつまでたっても帰ってこぬので、ここに居るかも知れんと嗅覚を働かせた我輩に」
「嗅覚」
「大志さん、今、じゅにあはいすくーる、って言いましたの?」
「うむ、そうである。ジュニアハイスクール=学園中等部=中学校いずれでも構わぬが」
「そういうこと訊いてんじゃないだろ」
「つまり、御影さんも猪名川さんも、中学生にスタイルで負けているという訳でスね」
「おお、我が妹。目覚めたようであるな」
 またもや嫌なタイミングで桜覚醒。この兄妹は面倒くさいタイミングが普通のタイミン
グになっているらしい。

「ほんの数センチの違いがなんだと言うんですの!」
「そのほんの数センチが、大きな壁……」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
 と、先ほどのやりとりがループするかと思われた、その時であった。

「微笑ましいわね」
『??』
 突然響いた、ここにいる誰のものでもない声に、一斉に注目する。

「編集長、いつの間に?」
「インターホン鳴らしても戸をたたいても反応が無いのに、中で騒いでるようだから、
勝手に上がらせてもらったわ。因みに、原稿を取りに来たのだから、不法侵入じゃなくて
編集長権限ね」
 そんな無茶な、と思いつつも声には出さない俺。

 編集長は腕を組んで、スーツ越しでもはっきりと判る胸元を強調するような恰好になっ
ている。……ん? 胸元を強調?

 ふと視線を桜たちに戻すと、こちらも編集長の胸元に視線を合わせて沈黙していた。
 桜の、自身満々な笑みも消えていた。




 こうして、この夏一番の、不毛にして面倒な戦いは終わりを告げた……。









 夏こみ参加当日――


「やはり、同志カズキ君の漫画に登場する女性キャラは、そこそこスタイルのいいのが
多いでスね。私みたく」
「い、いい加減にどんぐりの背比べみたいな事は止めるですの!」
「……編集長さんの場合は特別でス。あのような方、普通はいまセんから」
「だ、だからと言って……今どもりましたのね? どもりましたね?」

 終わりを告げた……はずだったのだが。当然のごとく俺のサークルまできていた桜は、
隣のすばるをまたもや煽っていた。
 いやはや、この闘い、いつまで続くのやら……。


「和樹、差し入れ持ってきたわよ」
「………………………………」


 まだ続くのか?











 ★☆★☆★☆★ 終了 ★☆★☆★☆★☆






















執筆後記

 先ずは最初に、
  駄作、ごめんなさい。と謝っておきます。


 書く度にインターバルが長くなってる気がするRankeです。
 この調子でいくと、次の話は半年後か、はたまた1年後か。
 ……冗談にならないですな。自分ももうすぐというかもう就職活動始める
時期だし。てなわけでまた次までの間が空くかもというかきっと空きます。
ごめんなさい。

・話について
 胸ネタです。どうしようもないほどに胸ネタです。ごめんなさい。因みに、
 編集長:93、瑞希:91 です。何が?なんて野暮な事訊かないで(w
 それと桜です。九品仏桜。彼女の性格部分はRankeオリジナルですが、名前、
外見設定、しゃべり方はビジュアルファンブックにのっていたDC版新キャラ
案の没設定からです。持ってない人はぜひ購入。あ、扇子を武器にして闘うの
もすばるの没設定からです。
 それと、大志が『我が妹』と呼ぶのは、瑞希たちとの呼び方の差別化を図る
ためです。



 以下、愚痴のオンパレード。読めたもんじゃないです。それでも読みたい方は
ソースを表示させてください(w


 
 
 
 
 
 
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